剣道とキリスト教

佐々木季邦

最初の POD版『兜と剣』

<最初の POD版『兜と剣』>
ちょうど1年と少し前、2018年12月5日に Amazon 指定の大手出版会社 N-Pub の「著者向けPOD出版サービス」によって、電子書籍版と連動する形の Amazon POD(プリント・オンデマンド)で 最初に出版した『兜と剣』です。
 


大学の剣道部に入部した井関慎司は、剣道の練習に打ち込みながら、人生の道を見出そうとしていた。
そこで出会った、真実の道、人生の奥義とは?
牧師を目指した青年の40年余りの人生と、恩師たち友人たちとの出会いを描く短編小説。

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大阪府大剣道部とトロント大学剣道部との記念写真_2015-0604

2015年6月4日 大阪府立大学剣道部と、トロント大学剣道部(カナダ)との合同稽古 ・前列の右端が、私(「剣道とキリスト教」サイト管理者)です。

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POD版の「海外展開』(2月より)>
この2月からの N-Pub による POD版の海外展開に伴い、「印刷・取扱」の費用が少しアップしたことにより、「定価」の改定が必要になりました。
当初、少しでも読者の方々が購入しやすいようにと、ロイヤリティ(POD版の著者への支払額)は、2.5/一冊 に抑えていたので、現在、<マイナス 数十円>の表示となっています。
(^^;)
 
POD版の文字の大きさ>
昨年、川西市剣道協会(本部道場)の剣道の師範(90歳代)に贈呈させていただいたところ、読んでくださった感想の、第一声が「文字が小さいので、ちょっと読みにくかったですね。」とのこと。
この機会に、1010.5 ポイントで、データを作り直して、N-Pub からの勧めにもあるように「新規出版(再出版)」をする予定です。
若い世代の皆さんは、特に、読みにくいことはないとは思いますが、私(60代)以上にとっては、文字は大きい方が良いですね。
 
POD版の書籍の「定価」改定(再出版)>
2月中旬くらいの「POD 再出版」を予定しています。
『兜と剣』の「定価」は、500円ですが、600〜700円くらいになりそうです。
昨日、「電子書籍」の著者の先生方に連絡したところですが、「PIyo ePub Books」として出版しているPOD版は、順次「再出版」による「定価の改定」をいたします。
 
なお、現在のところ、POD版の「海外展開」は、英語か外国語で書かれた POD版とのこと。
N-Pub には、「日本語」で書かれた POD版も、海外の Amazon のサイトから購入できるように、早い対応をお願いしています。
 
1/29 から 海外の Amazon でも POD版が購入できます。
(ただし、POD版として、日本語以外の言語を選択している場合)
・アメリカ
・イギリス
・ドイツ
・フランス
・イタリア
・スペイン

『人がその友のために』 〜共通の奥義〜

有田優牧師と笹区季邦師範_A

『人がその友のために』
<剣道とキリスト教_01
 
「剣道とキリスト教って、どんな関係があるの?」と身近な方々や同僚の牧師からも問われたことがあります。
この問いに対する答え、キーワードは、「友のために」と「捨て身」です。

 私は、中学2年の時から五十数年間剣道を練習しています。その中での一大転機は大学一年の終わり、1973年3月11日に教会の礼拝に初めて出席し、そこで信仰を持ったことです。 当時、「剣道を通して、人生の柱を見出す」と友人たちにも語っていた私でした。

 初めて出席した石橋キリスト教会の礼拝で、有田優(ありた まさる)牧師の語るメッセージ、「神はあなたがどのような罪人であるか、すべてご存知の上で、あなたに『友よ』と呼びかけてくださり、『私のもとに来なさい。』と招いておられます。」に深く心を探られ、イエス・キリストを私の罪からの救い主、人生の主として信じました。
 この時から、十字架上ですべての人のために自らのいのちを捧げられた、キリストの「捨て身の愛」、すなわち

「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」(新約聖書・ヨハネの福音書 15章13節)

との、キリストのことばが、私の信仰の土台となったのです。


 そして・・・、今一つの鍵の言葉もお話ししたいと思います。

 大学入学と同時に入部した剣道部では、日々の激しい練習がありました。
私たちの卒業の翌年、昭和52年に九段を授与された佐々木季邦(ささき
すえくに)範士から、合宿などの折にいくつかの剣道の奥義について教えを受けました。
その中に次の歌があります。

「山川の瀬々に流るる栃殼も身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあり」

私は、ここに剣道の奥義「捨て身」の精神、「身を捨ててこそ生きる」が、キリストの十字架の死と復活を指し示しており、まさに合一、同じ生き方であると心に受け止めたのでした。
これが、私の「剣道とキリスト教」の原点なのです。

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<写真>
左:神学生の2年目、奉仕先の「港キリスト教会」の礼拝メッセージのためにおいでくださった、有田優先生ご夫妻と私。
 
右:大阪府立大学剣道部の「佐々木季邦先生ご夫妻を偲ぶ会」(20151017日)で展示された、佐々木先生の肖像写真と「剣道日本」(1985年1月)の表紙。

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「赤子を抱く構え」と「茶巾絞りの打突」



 ● 昨日(3/22)の剣道の練習
 

最近、だいぶ以前に田野師範からお聞きした「赤子を抱く構え」と、今の師範(庄司師範)が時々言われる打突における「茶巾絞り」の奥義が、わかったように思います。
「赤子を抱く構え」でないと「茶巾絞り」の打突はできない!!
 
両腕に赤子を抱く構えせよクリスマスに聞く師範の教え  

写真は、いつもご指導をいただく、七段の先生。(右) 
私と同年代の先生方なので、気持ちは同じ心でと練習させていただいています。
 
いつも、鮮やかな「出小手」と「抜き胴」を決められます。 
時々、「小手ー胴」の連続技か「面ー磨りあげ面」で、数本は応じておりますが・・・。

左側が私。
最近、姿勢には気をつけています。 


「茶巾絞り」について

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